上田・東御メガネのコミヤマ最新情報

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こちらは強度の遠視の方に使用される
キャタラクトレンズです。

なぜキャタラクトというかというと、
英語で、cataract=白内障という意味があり、
白内障の手術をしたあとにおかけになる
レンズというところが由来なのですが、
近年では医療の進歩とともに、白内障の
手術により水晶体除去後には、眼内レンズ
をいれることが普及しているため、
あまり最近では見かけなくなりましたが、
お子様の先天性白内障の術後は、
眼球の成長や、視力の変化などがあるため、
すぐに眼内レンズをいれるわけではなく、
メガネなどで視力を矯正することが
一般的と言われています。

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水晶体と角膜はカメラで例えればレンズの役割を果たし、
水晶体の機能である、
調節をすることで人間は網膜というフィルムに
ピントを合わせています。

光を屈折させる力は屈折力といい、
レンズの度の単位D(ディオプトリー)で表すのですが、
人間の目の角膜の屈折力約40Dに次いで、
水晶体は 約20Dと、
大変強い屈折力を持っており、
手術により水晶体を除去してしまうと、凸レンズの
役割ができなくなってしまうので、
かなり強度の遠視眼となります。

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強度の遠視眼を矯正するためには、強度の凸レンズが
必要になり、一般的に+6D以上を強度遠視というのですが、
術後に必要な度数はその数倍となります。

今回眼科様よりご紹介で作製いただいたお子さまの
お度数は+17Dでした。

+17Dというお度数になると、
一般的なメガネレンズの形状で作製することは
難しく、できてもかなりレンズの厚みが
でてしまうので、
こういったキャタラクトレンズに
なります。

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目玉焼きのようにレンズの中央だけ
盛り上がっていますね。

レンズの中央の盛り上がった
目玉焼きでいうところの
黄身の部分に度数が入り、周りの白身の部分は
レンズをカットするときに必要になります。

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凸レンズはレンズの大きさ、いわゆる
外径が大きくなればなるほど、
同じ度数でも厚くなります。
(屈折率によっては異なります)

中心の厚みはかなり厚く感じるかと
思いますが、こちらは度数的なことを
踏まえるとかなり薄くなっている状態です。

もし一般的なレンズで同じ度数を
だそうとすると相当な厚みになって
しまうので、
レンズの大きさをできるだけ
小さくしているんですね。

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こちらのレンズは黄身と白身の部分の堺が
くっきりと分かれていますが、堺を分かりにくくした
シームレスタイプのレンズもあります。

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今回はできるだけ薄くしてほしいという親御様の
ご希望により、高屈折で薄くできる
レンチキュラータイプでの作製と
なりました。

こういったキャタラクトレンズは、
フレーム選び、
レンズの加工、フィッティングなど
とても重要になってきます。

未来あるお子様のための大切な
眼鏡です。

弱視治療用など大切なお子様の
眼鏡は当店など認定眼鏡士在籍店や
専門の眼鏡店での作製をお勧め
させていただいております。


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